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1. 状況別の考え方

状況考え方
使用 10 年未満で故障修理で直る可能性があります。保証期間内ならまず購入先・メーカーへ。修理の見積もりを確認しましょう。
使用 10 年前後で故障修理部品の保有期間が終わっている場合があります。修理できるか、修理と交換の費用を両方聞いて比べると判断しやすくなります。
10 年以上・故障はしていないすぐに交換する必要はありませんが、メーカーは 10 年を点検・取替えの目安としています。異音や水漏れなどのサイン(4 章)がないか確認し、点検を検討します。
突然の訪問で「寿命なので交換を」と言われたその場で契約しないでください。点検商法の相談が増えています(点検商法への注意)。
賃貸住宅給湯器は多くの場合、建物の設備です。管理会社・大家さんに相談します(賃貸で壊れたら)。

2. 「10年」は何の年数か

リンナイとノーリツは、家庭用の給湯器の「設計上の標準使用期間」を 10 年としています(ノーリツは製造から 10 年)。標準的な使い方で、安全上支障なく使える標準的な期間として、設計上設定された期間です。

3. 修理部品はいつまであるか

修理には部品が必要です。メーカーは、製品の機能を保つための部品(補修用性能部品)を一定期間保有しています。期間を過ぎると、修理できない場合があります。

メーカー製品保有期間
リンナイガス給湯器7 年(BL 認定品は 10 年)
リンナイガスふろがま/ガス瞬間湯沸器7 年(一部 6 年)/6 年
ノーリツガス給湯器7 年(BL 認定品のふろ・給湯機器は 10 年)
パナソニックエコキュート生産打ち切り日から 10 年(2017年11月以降に発売された製品)、それより前に発売された製品は 9 年

保有期間は、製品を買った日や使い始めた日からではなく、メーカーがその製品の生産をやめた日などから数えます(数え始めはメーカーの案内で確認してください)。BL 認定品かどうかは、本体のラベル等で確認できます。

4. 点検・交換を考えたいサイン

ノーリツは、劣化のサインとして次のような状態を挙げています。

NITE が 2025年2月25日に公表した資料によると、同資料が集計した過去 10 年間の屋外設置式ガス給湯器の事故のうち、原因がわかったものの約 3 割が経年劣化によるもので、設置から 30 年以上使われた機器の事故もありました(事故の中での割合で、給湯器が壊れる確率ではありません)。同資料では、使用開始から 10 年前後を目安に、業界やメーカーの点検(有料・任意)を受けることが紹介されています。

また、給排気口がふさがると異常着火の原因になります。外壁塗装の養生や、凍結防止のために本体を毛布などで覆うことに注意が呼びかけられています(NITE)。

ガス臭い場合は使用をやめ、ガス事業者に連絡してください(最初に確認すること)。

5. 石油給湯器の点検制度

石油給湯機と石油ふろがまは、法律にもとづく「長期使用製品安全点検制度」の対象(特定保守製品)です(2021年8月の改正後は、この 2 品目のみ)。

2021年8月の改正で、屋内式ガス瞬間湯沸器・屋内式ガスふろがまなどは点検制度の対象から外れました(NITE)。ガス給湯器については、メーカーが 10 年を点検・取替えの目安として案内しています。点検期間を「前後それぞれ 1 年」とするのは長府製作所の案内です。

6. このページの限界

自分の状況に合わせて整理する

給湯器の種類・症状・使用年数・地域から、確認したいことと相談先の候補を表示します。

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